■界隈寫眞館|きさらづ界隈のストリートをゆく3 駅東口〜メインストリートを郊外へ

太田山を過ぎれば郊外である

駅東口〜メインストリートを郊外へ

 駅東口には、かつてダイエーや西友などのGMS(ゼネラルマーチャンダイジングストア)があり、それなりに賑わいを見せていた。しかし、それも80年代半ばくらいまでか、当方が知る限りではそんな感じである。

 90年代になるとダイエーも西友も元気がなくなり、やがて撤退することになる。西友の跡地には銀行が、ダイエーの跡地はいまでは駐車場になり、再開発の機会もいまだ訪れていない。駅近の一等地ではあるが、いまではそれも通じない。

 市の中心街は太田山までであり、そこから先は郊外である。昔はそこには田んぼが広がり、のどかな田園風景を見ることができた。

 いつから住宅地の開発が始まったのか、当方は記憶がおぼろげである。80年代には、すでにかなりの住宅地が広がっていた。だから、たぶん70年代から開発が進んでいたと思われるが、あまりたしかではない。

 それはさておき、駅東口は「太田山口」、駅西口は「みなと口」というらしい。名称をそう決めたのなら、「太田山」「みなと」ともにもう少しなんとかならないものか。この意味は言うまでもないと思いますがーー。

駅近くに賑わいが…ほんの少し

 駅東口のメインストリート(四車線の通り)には、立派な歩道が整備されている。車一台が優に通れるほどのスペースがあるが、その歩道には人通りがない。立派な歩道が活躍するのは、高校生の登下校時のみである。

 その歩道は、太田山のふもと近くまで続いている(駅東口から徒歩10分ぐらい)が、そこまでの間には、残忍ながらあまり見るものはない。

 駅東口近くは、ワシントンホテルが開業して駅の賑わい感が若干であるが、もどりつつある。また、飲食店を中心に新規店舗がいくつか見られるようになった。

 それでも、いまだにずーとテナント募集の張り紙があるビルも見られる。三越の斜め前のビルの一階は長いこと空いたままだ。他にも周辺には、入り口のシャッターが下りたままのビルをいくつか見ることができる。

昔は山の中、そこには住宅地が広がる

 太田山のふもとの脇をさらにまっすぐゆくと、やがて国道16号の高架が見えてくる。そこに至るまでに、大手スーツ量販店が少し距離を開けて3店も仲良く展開している。そして高架のある交差点を過ぎると、新興住宅地の入り口となる。

 国道16号の高架がある辺りは、昔は山だったはずだ。したがって、ここから先の新興住宅地は坂が多くしかも勾配がきつい。徒歩では行き来がかなりつらい。

 もっとも、現在では車での行き来が当然であるから、坂がきつかろうがあまり関係がない。そして、地方の車社会ここに極まれりを目の当たりにできる。

 国道16号の高架を過ぎると、少しずつナショナルチェーンの店舗が増えてくる。一方では、地元資本と思われる店舗もちらほらと見られる。なかには、飲食店が複数立ち並ぶ長屋形式の店舗施設がいくつか見られた。

 チェーン店も地元の店舗もおなじく飲食店が多く、小売店はほぼ皆無と言っていいだろう。100円ショップのダイソーがあり、ゲオの中古衣料品店、小さなやはり中古衣料品店などがあるが、飲食店の数に比べると圧倒的に少ない。

 この通りをさらに進んだ木更津総合高校先の交差点近くに、ようやくナショナルチェーンの小売店が見えてくる。ユニクロ、GU、アピタなどが展開している。

 今回の「界隈のストリートをゆく」は、その交差点を終点としました。ちなみに駅東口前から、終点の交差点までの距離は約3キロでした。

 なお、ここに掲載した写真はクリックすれば拡大、スライドにもなります。

注1:駅東口メインストリート=県道222号(あけぼの通り)
注2:太田山からその先は県道23号になる。


Kee’s Diner キーズダイナー
 木更津総合高校のすぐ近くにある「生パスタ&ガレット」をメインに提供する飲食店、他にはドリンク類(酒類含む)も用意されている。最近では、ランチライブを不定期で始めている。(開催時期は店舗に確認してください)

Kee’s Diner
木更津市東太田2-16-7 サンライズビル1F
tel0438-38-6877 open11:30-23:00

ガレットとは
① フランスで、平たい円形の焼き菓子の総称。
② アメリカやカナダなどで、平たい円形の発酵した生地を用いない即席パンやパンケーキ。

木更津駅東口〜メインストリートを郊外へ

駅東口から太田山へ


駅東口前、遠くに見える小高い山が太田山

 ワシントンホテルが開業して、ようやく駅前らしい雰囲気になってきた。他にも新規店舗(飲食店)がちらほらと見られるようになったが、それでもまだほんの一部だけであり、界隈の裏通りに回れば相変わらずさびしい限りだ。


通り沿いにある店舗はわずかしかない

 立派なストリートと歩道であるが、残念ながらそこに展開する店舗群はとても少ない。この立地がいかに商圏として成り立たないかが伺える。現在展開している店舗や会社には、なんとか奮闘努力してほしいと願うばかりだ。


太田山交差点 きみさらづタワーが見える

 立派に整備された歩道を歩く人は、ほとんど見られない。風だけが通り過ぎてゆく。

太田山から国道16号高架下まで


右側には紳士服チェーンと住宅展示場、左に見えるのは外車ディーラー

 太田山のふもとの脇を通ってゆくと、まもなく国道16号の高架が見えてくる、その先は本格的に郊外へと入っていく。

 住宅展示場のひとつが撤退し大きな空き地となっていた。もう郊外の住宅地開発も一段落したのかもしれない。

県道23号をさらに先へ


ハルヤ ジミ・ヘンドリックスだろうか、よく判らないが…

 マンザキビルの1階に、この通り沿いでは珍しい小売店、中古衣料品店がある。向かいにもゲオのおなじ業態の店舗がある。ブックオフの向かいにあったガソリンスタンドが閉鎖されていた。そういえば、ガソリンスタンドはだいぶ少なくなっている。

 この通り沿いで気になったのが、「ハルヤ」と看板にある、なんだか意味不明の飲食店だ。このお店は営業しているのだろうか、夜に来たことがないので不明である。店の表にあったソファーと椅子がいい感じのくたびれ具合だった。

県道23号をさらに、まだ先へゆく


行き交う車の数は多いが、とにかく人が歩いていない

 地元資本と思われる書店が閉店し空き店舗のままとなっていた。そういえば書店も少なくなった。この通りには長屋形式になった飲食店施設がいくつか見られた。それにしても小売店がまったく見当たらない。なおコンビニは2店あったはずだ。

 ビートルズのキャラクターと楽曲タイトルを使用した美容院があったが、著作権は大丈夫なのだろうか。日本のクラブキング藤原ヒロシなどは、「ノルウェイの森」をカバーしたアルバムが著作権侵害で廃盤になっているが…。

ようやく、今回の界隈ストリートの終点である


交差点を右折するとGU、左折するとユニクロ、アピタなどがある

 木更津総合高校を過ぎて、この通りと交差する道路沿いには、よくある地方の郊外そのままにナショナルチェーンが街道に軒を連ねている。

 木更津駅東口を出て、ここまで約3キロの道のりだった。徒歩では、たぶん30分〜40分ぐらいではないかと思われる。とにかく、歩いている人が少ない。その反面、車はひきりなしに行き交っていた。

 いかに地方都市が、クルマ社会なのかを目の当たりにした次第である。いやはや。

 また、駅東口から終点(今回の)までに、太田山を除けば木更津の歴史を感じさせるものは皆無だった。新興住宅地だから、ある意味では当然であるが…。

 それを考えると、駅西口にわずかに残されたレトロ建築が愛おしくなってくる。最近、そのうちの一軒が取り壊されたそうだ。

 いつまでもあると思うなレトロ建築、なにか手を打てないものだろうかーー。歴史を活かした建築再生を地域をあげて本気で取り組む時期ではないか、と思いますが。

写真:cragycloud
撮影日:2018年4月
画像をクリックすれば、拡大、スライドになります。

東京レスタウロ 歴史を活かす建築再生
レスタウロ」とはイタリア語で、「歴史的な価値を損なわずに再生する」こと。東京には、レスタウロで蘇った建築空間の事例が多数あり、いずれも、「新旧対比」が不思議な魅力を醸し出す、癒しのスポットとなっています。

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