東口は西口に比べれば、まだ活気があるが…
かつては好立地、いまではもう成り立たない
駅東口は、ワシントンホテルが開業してから、若干ではあるが活気が出てきたような気がします。飲食店を中心に、多少の賑わいが復活したようです。ただし、飲食店の多くは、夜営業なので、昼間は閑古鳥が鳴いています。
飲食業は、ぽつぽつと新規開店していますが、小売業の新店舗はまったく見当たりません。いかにこの地区で商業が成り立たないかを思い知らされます。駅近であっても、それは商業的になんのメリットもないようです。
とはいえ、西口に比べれば、だいぶマシなレベルといえます。東口には、人口増の郊外が広がっているので、やりようによっては顧客獲得(人集め)がしやすいと思われます。しかしながら、まだ人を集める魅力が不足しています。
全国チェーンの小売業が出店しない状況は、今後も続きそうです。しかし逆にいえば、いまこそ地元資本のチャンスともいえます。地産地消を目指す、地元資本による商業活性化こそ、きさらづのまちづくりには欠かせないはずです。
それには、なにかしらの優遇策が必要と思いますが、どんなもんでしょうか。
定点観測 きさらづ駅東口編
駅西口に比べればマシとはいえ、駅近くのビルには空きテナントが目立ちます。駅東口から徒歩約1分のビル1階(隣は三菱UFJ)では、テナント募集の案内が掲示されて長いこと経ちますが、なんの変化もありません。
ダイエー跡地は、このままずーと駐車場なのでしょうか。ファミリーマート隣の空き地もいまだ開発される気配が見られません。
一方、三菱UFJの裏にある通り沿いでは、昭和のビルが改装を終えて新しいテナントを待っています。古いビルを解体ではなく改装したことは、今後の何かしらの環境変化を見通した結果と思われますが。
また、長いこと空きテナントだった駅前交差点角のビル1階には、新しいテナントの入居が決まったようです。ビル内では工事が始まっていました。
上記したように派手な動きはないものの、駅東口では、少しずつ環境が改善しそうな雰囲気にあるような、そんな気がしますがいかに…。
駅東口前
長いこと手付かずの物件が…
駅前交差点近く
1階に空きテナントが多いのは、家賃のせいか
長いこと空きテナントだったが、最近ようやく入居が決まったらしい
ハミングストリート
花屋さんだった空きビル
このビルにテナントが入れば、ハミングストリート沿いはもっと活気づくはず
田面通り
ビジネスホテル前ではマンション建設が進む
冒頭写真:ハミングストリート沿いにある駐車場
写真:cragycloud
撮影・観察日:2018年1月17日 午後12時-2時頃
お知らせ:この定点観測は、定期的に実施しご紹介していきます。きさらづ駅東口編の次回は、だいたい春頃を予定といたします。
コメント