■定点観測|きさらづ駅西口編 空き地、空きビル、空き家を観測する

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駅周辺には、空き地が静かに広がっている

変化がいつ起きるか、それが問題だ

 駅西口のスパークルシティ(旧そごう)1階にあったドトールコーヒーがいつの間にか退店していた。駅西口では、気軽にコーヒーが飲める場所もなくなった。

 そして駅西口では、最近さらに空き地(以前から駐車場という名の空き地多し)が拡大しているようだ。それは、当方の気のせいであろうか。

 はたして、それはなんの前触れなのか、再開発前の地上げが進んでいるともいえるが、残念ながら当方は知る由もない。

 なんとなく気になったので、「空き地を中心に、空きビル、空き家」など利活用されていないスペースの『定点観測』を実施することにしました。

 このような試みに「気分を害する」、という人もいるかもしれませんが、これがきさらづ中心街のありのままの現実であります。

 なお、空き地の多くは駐車場になっていますが、それはある意味では「なんちゃって利活用」ではないかと考えて、空き地にカウントしています。あしからず。

定点観測とは
変化のある事象について、一定期間、観察や調査を続けること。

冒頭写真:駅西口 スパークルシティ

定点観測/きさらづ駅西口編

断っておきますが、かつて西口は繁華街でした

 駅西口には、駐車場という名の空き地が静かに広がっています。駅徒歩1分とか2分とかの好立地にもかかわらず、駐車場にしか利用価値がないとはいかに。もしかして、駅西口の駐車場化計画が粛々と進んでいるのかもしれない。

 かつて駅西口周辺は、商圏人口30数万人を誇るきさらづの中心地でした。それが、現在のように衰退(失礼ながら事実です)した要因とはなにか。

「モータリーゼーションの進展」「大店法の緩和」「消費行動の変化」などいくつか挙げられますが、車社会のせいであれば、現在、駐車場だらけの西口がもっと賑わってもいいはずですが、そうはなっていません。

 個人的には、その主たる要因はマーチャンダイジング(商品政策、顧客満足の施策など)を時代の変化に適応できなかった(しなかった)からだと思います。

 そして空き地が広がる現在の様相は、いまさら言うまでもなく、駅西口の商業的価値が失われたことを如実に物語っています。駅西口の未来はいずこにありやーー。

駅西口前、スパークルシティ

スターバックスはこないのか


テナント募集中、すぐ近くにきさらづのシンボル「證誠寺のたぬき」の像があります。

 ドトールコーヒーは、2018年8月に退店したようです。駅西口近くで唯一のカフェだったと思いますが、それもすでにありません。(なお、駅東口近くでは数店のカフェが、現在も営業しています)その代りにスターバックスが入店すればいいが、それは望むべくもないでしょう。

 隣のコンビニにはイートインがありますが、2019年10月に消費増税が実行されると、イートインは廃止されるようです。(軽減税率のため)それまでには、カフェの一店ぐらいは、駅西口近くに開店してほしいと切に願います。

 ドトールのあったすぐ近くには、きさらづのシンボル『證誠寺のたぬき』のモニュメントがあり、港町きさらづを描いた『北斎の絵』も展示されています。

 きさらづのシンボルの目の前が、空きテナントとはいかに。空洞化した中心街の現状を象徴的に表しているようで実に寂しい限りです。

 そんな訳で、侘しさも募るばかりの駅西口前の現状でした。


真っ暗な空間はなんなんでしょうか、「みんなここに集まる」というフレーズが痛々しい

与三郎通り

駅前の駐車場化計画が進行中なり


ぶちぬきの駐車場という名の空き地なり

 富士見通りから『与三郎通り』に入ると、すぐに駐車場という空き地が広がっています。駅まで徒歩約2分という立地での現状は、なんとも寂しい限りです。

「与三郎」という歴史ある有名な名称をつけたのに、なんともはや情緒も風情もない通りでしかない。できれば「与三郎カフェ」とか、居酒屋「与三郎」などがあればいいが、通りの入り口に、駐車場INとあってもなんらおかしくない。

 まことに失礼ながら、そのように感じて仕方がありません。


もはや駐車場通りと言っても間違いではない


与三郎通りには、もはや歴史や文化性が感じられない

みまち通り

八幡神社・参集殿は、界隈の活性化になるか


みまち通り沿いに広がる空き地 なにができるのだろうか

 八幡神社に新しく『参集殿』という建物ができました。見事な出来栄えの宮造りの建物であり、なかなかに見応えがあります。(後半に写真を掲載します)

 これを機会に、神社界隈の活性化につながればと思いますが、一方、八幡神社裏のみまち通り沿いには、広大な空き地が出現しています。以前から空き地がありましたが、それがすいぶんと拡大したように感じます。

「ここは、いったいどーすんの」、という疑念しか湧いてきません。


櫛(くし)の歯が欠けたように、空き地が出現するとさらに広がっていく


八幡神社前には、とても残念な景観が広がっている

弁天通り

ぽっかりと空いた空間が、侘しさを増長する

 まちから記憶が消えてゆくようだ、この場所になにがあったか覚えていない。


こちらにも櫛の歯が欠けたように…

鳥居崎通り

昭和のビルは、テナント待ちに


一見すると公園かと思うが、さにあらず


リフォームされた昭和のビルディング


港近くではマンション工事が進んでいる

富士見通り

いつの間にか広がる駐車場


なんだか以前見たより、広がっているような気がするがいかに

仲片町界隈

放置された解体を待つ建物


長いこと放置されたままの建物、落下防止のネットが張られている


旧・八幡屋旅館、すでに地上げされたが何が建つのだろうか

写真:cragycloud
撮影/観測日:2019年1月17日 午後12時〜2時頃
お知らせ:この定点観測は、定期的に実施しご紹介していきます。きさらづ駅西口編の次回は、だいたい春頃を予定といたします。

 駐車場という名の空き地が、とにかく多くなっています。ここに掲載したものは一部でしかありません。ちなみに、ヨーロッパの都市では、空き地ができても駐車場にできない規制があるとか。なぜなら、その地域の価値が下がるからだそうです。

おまけ/八幡神社 参集殿

 とても残念な景観が広がる駅西口(失礼ながら)ですが、唯一の光明ともいえるのが、八幡神社の新しく建てられた社殿です。参集殿というようですが、華麗というか、豪壮というか、とても立派な神社建築が誕生しました。

 八幡神社の活性化は言うまでもなく、界隈の活性化に繋がることを願ってやみません。

西口再生の核となるか


華麗な趣を見せる宮造りの立派な建物である


真新しい木材からフィトンチッド(健康に良いとされる木の成分)が濃厚に漂っていそうだ


これまでよりずーと人を集めるような気がするがいかに

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論
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